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2021/03/05 09:48

ワインでいう‘かもし’とは、果皮、果肉、種子を漬け込むことをいいます。

 近年世界的に人気のあるオレンジワインは、白ブドウのみを使用しかもしを行い、 

抽出されたブドウの成分が酸化する事で褐色(=オレンジ色)となります。
 〈オレンジワインの歴史〉
 オレンジワイン製法の起源はワイン発祥の地であるコーカサス地方のジョージアと言われています。
 ジョージアでは約8000年も前からクヴェヴリという陶器を土中に埋め、 その中でブドウをかもす独特のワイン造りが行われてきました。
 地元では「アンバーワイン」と呼ばれていますが、
国際流通の過程で親しみやすい オレンジワインという名前がうまれ日本でも使用されています。 
ちなみに、甲州種はコーカサス地方で生まれたブドウがシルクロード、 中国を経て日本に伝わったとされます。
 〈山梨かもし仕込みのワインの特徴〉 
山梨県では、薄い藤紫色の果皮が特徴の甲州種でかもし仕込みのワインを 造っており、オレンジタイプとして販売されています。
 山梨県で最初にオレンジタイプのワインがリリースされたのが、 
【シャトーメルシャンの甲州グリ・ド・グリ2002】と2000年代に入ってからと、つい最近の事です。 
甲州種から造られる(通常造りの)白ワインに比べると色調の違いはもちろん、 渋み・苦み・旨みなどが感じられ、風味も複雑になります。 香りは柑橘系や熟成感、スパイシーさが感じられ、塩麹につけて焼いたお肉や、
 よだれ鶏のような中華香辛料を使ったお料理との相性がいいです。


♪ペアリング♪
地鶏もも肉のピリ辛トマト煮込み~すりだね風味~
豚肩ロースの塩麹焼き~春野菜のソテーを添えて~

初めての方もこの機会に山梨県産のオレンジタイプ のワインを是非お試しください!